なぜ、むくみが起こるのか
むくみの原因は1つではありません。
筋力の低下や水分・塩分の摂り過ぎ、アルコールの摂取等が要因になります。
①筋力の低下
人体の水分の多くが、細胞や血管内に存在しており、細胞や血管内から行き来をしています。
この水分がちゃんと回収されずに細胞の隙間などにたまった状態が【むくみ】となります。
とくに脚のむくみの原因の一つとして考えられるのが、筋力の低下です。脚の筋肉は血液などを体に循環させるポンプの役割も果たしています。
筋肉量が落ちていると、筋肉がポンプの役割を果たせず、むくみの症状が現れると考えられます。
②水分・塩分の摂り過ぎ
水分を摂り過ぎると、体内の水分量が増え、むくみやすくなってしまいます。
また塩分の摂り過ぎも、体内の塩分濃度を維持するために水分を体内にため込もうとします。
結果、体内の水分量が増加するのでむくみの原因になります。
③アルコールの摂取
アルコールの摂取もむくみにつながります。
アルコールを摂取すると体内の血管が拡張し、血管から水分が漏れ出してしまいます。そのため、むくみの症状を引き起こしやすくなります。
漢方薬と医薬品の違い
漢方薬 | 医薬品 | |
---|---|---|
成分 | 複数の生薬の組み合わせ | 単一成分が多い |
作用 | 体の様々な場所に作用 | 特定の細胞や臓器 |
処方方法 | 漢方医学に沿って処方 | 西洋医学に沿って処方 |
副作用 | 少ない | あり |
即効性 | 通常の治療に比べ即効性はやや劣る | 比較的即効性がある |
漢方薬は天然の生薬を使用し、1つの処方は原則として2種類以上の生薬で構成されています。そのため多くの成分を含んでおり、様々な症状に対応できます。
それに対し、医薬品は人工的に化学合成された物質がほとんどです。多くの医薬品が1つの成分で構成されているため、1つ症状に対して強い効果を発揮します。